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日々の記録

3年次 生物 自分と相手の価値観を共有する(R7.11.19)

「生物の授業で、価値観の話?」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、生徒どうしが互いの価値観を知り、尊重し合うことは、探究的な学びに欠かせない「対話」そのものです。今回は2日間に渡って活動をしました。

1日目:オンラインで「自分の価値観」に気づく
まずはオンライン上のカードゲームを使い、自分が大切にしている価値観を5つ選びました。画面に並ぶ多様な価値観のカードを前に、生徒たちは自分自身を向き合う時間をしっかりと取りました。

2日目:価値観を共有し、「深掘り」する
次に行ったのは、5つの価値観それぞれについて選んだ理由をまとめ、ペアで共有しました。
さらにそのあと、相手の価値観を「深掘り」できるような質問をすることで、質問を聴いた方はもちろん、答えた方もその価値観について深く理解することができる機会をつくりました。

担当者は、対話とは「ただ話すこと」ではなく、相手の見えない部分まで理解しようとすることだと考えています。今回の活動はその第一歩です。生徒たちがお互いを深く知り、その後の学びをさらに豊かにするきっかけになればと願っています。

最後に生徒たちの振り返りを掲載します。多くの気づきや学びが寄せられた中から、3名の感想を抜粋して紹介します。

「同じ価値観を選んでいても、その考え方は人によって違って、その人なりの価値観を知ることができて面白かった。私も自分なりの価値観を5つ選んで、見返してみたら、どれも自分らしいなと感じるものだった。自分自身を見つめ直すことができた貴重な時間になったと思う。」
「他の人と考えを共有したことで共通点や相違点を見つけることができたと思う。同じカードを選んでいても、理由や捉え方が違って面白かった。また、今までの経験によって大切だと思うことが違ってくるのではないかと感じた。」
「この時間を通して、自分自身の大切にしている価値観を知ることができました。友達共有して質問をしたことで自分の価値観について考える良い機会になりました。」